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最終話 『本当の行き先』

ガチャ…

「な、何だこの建物」
「到着到着」
「おいドア、このドでかい建物何だ?」
「これは卒論作成所でぃーす」
「は?卒論作成所
「はいそうです卒論作成所でぃす」
「ふざけんな…っていうかここ何処だよ?」
「ここは現実県逃避市になります」
「はい?!」
現実県逃避市です」
「お前現実県までは許せるが、逃避市って何だよ」
「かの昔ある学生がこの地で屋上から飛び」
「もういい。で、ここが一体どうしたんだ?何かあるのか?」
「美折クンにはここでしばらくの間過ごしてもらうよ」
「は?この施設でか?」
「うん、卒論作成所で」
「…その卒論作成所というのは冗談じゃないのか?」

「1ニッ3シッ 睡眠削れ 2ニッ3シッ」

(今妙な掛け声が聞こえたような…)
「卒論作成所、卒論って理系の学校では必修って決められているのに対して、文系は卒業要件じゃないところも多いんだよね。」
「…」
「あ、すいません、もういらっしゃってましたか」
「?」
「私は当作成所の者で多分と申します。皆からはダヴさんと呼ばれています、以後お見知りおきを」
「…」
「早速だけど君をみんなに紹介するよ。こっちへ来て」
「…」
「さぁ、早く!」
「ドア、俺はこういう場所を望んでいなかった。もっと明るくて、普通な」
「黙れよ」
「!」
「ここで勉強するといいよ。キミにはここが似合っている。じゃあな」
「待ってくれ!!嫌だ!!こんな作業!!」

ビュン

「さぁ、紹介するから早く来て」
「…はい」

門を潜り校庭のように広いグラウンドを横切っていく

(何だアレ…椅子に座ったまま体勢を崩さずに寝ている…)

「…気になるかい?大丈夫、すぐ慣れるよ。」


第6話 『朝』

チュンチュン…チュンチュン…

ガバッ

「夢?」

童貞ホームうんぬんは有井応援の夢だった。

彼女はしば県さんぽ市に住む女子高生。
なり立ての2年生である。

彼女の朝はリンゴを剥くことから始まる。
皮ごと食べてもいいが、彼女は軽く神経質なので
農薬が付いているかもしれない皮は剥く。
サッサッサッサッ
テンポ良く小刻みに動くその手さばきには
心地よい朝そのもののような潔さがある。

シュッシュッ
脇に8×4(エイトフォー)を振りかける。
「これで親密ゾーンでも匂わな〜い」
寒い独り言を吐き家を出る。

県立さんぽ高校は、応援の家から徒歩10分程度のところにある。
創立70年のそこそこ伝統のある学校で、共学。運動系の部活が盛んだ。
市内では「別に…普通」というような認識をされている。
生徒数は467人。基本一クラス31人で、全学年5組まで設けられている。

ワイワイガヤガヤ

朝の登校の中で一番混雑している時間に着いた。

「はぁ…どいつもこいつも童貞みたいな顔しちゃって…」
「あっ」
彼女はここにきて昨日あった出来事を思い出した。

「私、作戦実行したんだった…」


パサリ

靴箱の上履きを取るときに恋文が足元へ落ちるが、彼女はそれに気付かず教室に向かう

覗き見ていた恋する学生「オイッ!気付かないのかよ!」

それを横目で見ていた、通りすがりの学生3人は
「朝から実らないねぇ」と
本人には見えない角度でニヤリ笑った。

続く




第5話 『行き先』

ガチャ…

「な、何だこの建物」
「到着到着」
「おいドア、このドでかい建物何だ?」
「これは童貞ホームでぃーす」
「は?童貞ホーム?
「はいそうです童貞ホームでぃす」
「ふざけんな…っていうかここ何処だよ?」
「ここはクビレ県アナル市になります」
「はい?!」
クビレ県アナル市です」
「お前クビレ県までは許せるが、アナル市って何だよ」
「かの昔ある旅人がこの地で肛門を」
「もういい。で、ここが一体どうしたんだ?何かあるのか?」
「美折クンにはここでしばらくの間過ごしてもらうよ」
「は?この施設でか?」
「うん、童貞ホームで」
「…その童貞ホームというのは冗談じゃないのか?」

「1ニッ3シッ 女もウンコする 2ニッ3シッ」

(今妙な掛け声が聞こえたような…)
「童貞福祉施設、童貞って辞書には性行為の経験が無い未成年のことって書かれてるけど、ここは成人童貞、20歳以上の童貞を立派な男に改心させる為に存在する施設なんだ。親が子を心配してここに入居させることが多いよ。」
「…」
「あ、すいません、もういらっしゃってましたか」
「?」
「私はこの童貞ホームの者で多分と申します。皆からはダヴさんと呼ばれています、以後お見知りおきを」
「…」
「早速だけど君をみんなに紹介するよ。こっちへ来て」
「…」
「さぁ、早く!」
「ドア、俺はこういう場所を望んでいなかった。もっと明るくて、普通な」
「黙れよ」
「!」
「ここで勉強するといいよ。キミにはここが似合っている。じゃあな」
「待ってくれ!!嫌だ!!こんな」

ビュン

「さぁ、紹介するから早く来て」
「…はい」

門を潜り校庭のように広いグラウンドを横切っていく

(何だアレ…仰向けに寝そべって腕を天に掲げ手を開いたり閉じたりしている…)

「…気になるかい?大丈夫、すぐ慣れるよ。」

続く


第4話 『洗濯からの選択』

彼女はひとしきりにオナニーをし終えるとこう言った
「あなたと旅をしたいの」
次の瞬間だった
美折優と有井応援の間にどこでもドアのようなものが出現
ドアは身体を縦横無尽にひねらせこう言った

メロディアスレボリューションを引き起こすんだ!

い、意味がわからない

ドアは運命を誘う
ただ明らかなのは
美折優にとってとても魅力的な出会いということだ。
いったん入ってしまうと
何が起こるかわからない
だけど、人はその中で成長していける
それを拒んできたこの1年間に
終止符をつける日がきているんだ。

「君はどうする?」
「私は…何かこういうの怖いな」
「じゃあ帰るといいよ。この手錠を解いてからさ」
「うん…」

美折は有井に一つ会釈をし
躊躇無くドアをくぐった。
彼が消えた後でもドアは一向に消えようとしない
彼女は空になった箱で散らばった服を集め
折りたたみ、改めて家の中を巡ることにした
大きく開かれたあまり何も置かれていない部屋には
美折の家族の写真が飾られてあった
まだ幼い頃の彼の姿…
右腕を大きく上に挙げ、とても楽しそうに写っている

応援は優の部屋に入る
中はとてもすっきりと整理されていた
だがその中で一際目立ったものが一つある
それは洗濯機
彼は俗に言う洗面所で生活していたのだ
洗面所で顔を洗い
洗面所で本を読み
洗面所で飯を頂き
洗面所で寝た。
応援の目から堪えきれず涙が流れる
「何て生活してるのよ」
そう一言告げると足早にそこを出た

ドアはそれをニヤニヤ見送る

続く


第3話 『突入』

よお
オレオレ、
美折優だ。

いきなりだが、友情なんてくだらないと思わないか?
前に仲良くしてたやつらは、とっくに新しいやつと
仲良くやってるよ。
消耗品さ、俺とあいつの関係なんて。
時間が経てば磨り減っていく。
昔はあんなに仲良かったのにな。
いつからこんな風になったんだろう?
クソ…

はぁ…
もうやんなっちゃうよ。
こんなときは洗濯だな。外の空気を吸おう。
天気は…晴天だ。早く乾くな。

ピンポンピンポン
ピンポンピンポン

独り身の彼の箱にいびつな電子音が4回響く。
(何か頼んでたか?あ、美容水か)
「はい」
「コウノトリ急便でーす」
「あ、はい」
(女配達員?…珍しいな)
若干呆気に取られつつも、引き出しから印鑑を取り出し
玄関に向かう。
「コウノトリ急便です。こちらにサインをお願いします。」
「はい」

彼が視線を紙に向けた瞬間だった
女の配達員は靴のつま先で美折の股間を思いっきり蹴り上げる
「ッハッァ」
頭が真っ白になる激しい鈍痛で前かがみになり悶える
それを両手でバンと押し倒し、土足で廊下に上がり込む。
『amazoon』と書かれた小ダンボールの中から素早く手錠を取り出し、
美折優の手を後ろで縛った。

ハァハァハァ!!!!なな何なんだ一体?!!殺されるのか!!??
「あはっ…ぷっ!…くくっ…ぷっぷっ………うふふ」
何だこの配達員笑ってやがる
だ、駄目だ、思うように立てない。クソッ

女配達員が玄関のドアを閉め廊下が薄暗くなる
「うふ、はは…つい変な声出ちゃうよ、うまくいっちゃったよ。」
「お、おお、お、お、ま、おま、お前、だ、誰だよ!!!??」
「ははは!!!どもりすぎだよ!!ウケるんだけど!!!」

わ、わ笑うな!!

「…シケるんだけど。まぁいいや。ね、私のわがまま一つ聞いて」

聞くわけないだろ帰れ!!

「…」

女配達員は靴を脱ぎ、フローリングの冷たさを感じる。
外からは子供の遊び声が聞こえる。
次に配達員はモゾモゾと作業用パンツを脱ぎ、上着は後ろに投げ捨てた。
すると細く伸びた脚にホットパンツを穿き、
細いウエストに「パーンチ!」と描かれたTシャツを着ている女が目の前に現れた。
美折は床に尻をつき呆気に取られている。
さらにホットパンツを脱ぎピンクのかわいいパンティーがあらわに
脱いだホットパンツを美折に投げつける。
「キーック!」と背中に描かれたTシャツも「うーん」といかにも悩ましげに脱ぎ
それもまた美折に投げつけた。人肌の温もりが美折の顔に掛かる。
ピンクのブラがあらわに。
女が少しよろけ、胸が揺れる。

「ずっとね、見てもらいたかったんだ」

すると彼女は脚を広げ、自らの秘部を指でなぞり始めた
「あぁ…」
美折は何がなんだかわからずそれを見ている
「見てくれるんだね…ありがとう……んっ…」
ピンクのかわいいパンティーは既にぐちょぐちょに濡れている
恐らくずっと前から溢れていたのだろう。

このような行為は性的欲求が強くないとできない。
彼女は我慢ができなかったのだ。
最初に同じ服を干す彼の姿を見てから、今日までずっと。
この日の為だけに、着々と計画を進めてきたのだ。

小ダンボールの『amazoon』とある文字の上に小さく
アリエール参上〜!』とボールペンで書かれてあった。

続く


第2話 『女』

エッチとは、男と女が互いの恥ずかしい部位を擦り合って
気持ちよくなれる行為だ。
だとしたらオナニーは
自分の中にある妄想と恥ずかしい部位を擦り合わせて気持ちよくなる行為ではないだろうか。

彼女は色々な場所でオナニーをした。
夜の校舎の廊下のド真ん中、自転車に乗りながら、公園のトイレの中で、
お婆ちゃん家のトイレの中で、まんが喫茶のブースの中、そして
流れるプールに流されながら、他の女とイチャつく男の厚い胸板を凝視し、
身体が壊れるかと思うくらい…激しく。


私の名前は有井応援。
応援って書いて「エール」って読むんだ。
めずらしいでしょ?
中学生の頃よく男子に「アリエール」って馬鹿にされたなぁ
今思い出してみても…あいつらは許せん。
ちなみに苗字は「アリイ」ね。

あ、そうそう。

今日は友達の床(とこ)と映画を観に行きます。
私はそこそこの映画通で、好きなジャンルはサスペンスかな。
これから観るのは『それいけ!アンパンマン シャボン玉のプルン』なんだけどね。
ちなみに床は7歳の女の子で、すっっごいかわいいです。
ほっぺが柔らかいの!ん〜!!

すいません取り乱しました。
今時のアニメ映画ってよく出来てるらしいから、私も楽しめるといいな。

エールねぇー!!来たよー!

あ、床ちゃんだ。
何か急いでてごめんね!
じゃあ行ってくるね。

バイバイ


続く


連続web小説 第1話 『洗濯』

もうかれこれ引き篭もって1年になる。
ごく平均的なマンションに一人で住んでいる。
独り身には少々大きな箱だ。

あっごめん
自己紹介をしよう。

俺の名前は美折優。
変わった名前だろ?
だけど
美しく折れる優しさ、って、何かかっこいいなと思ってんだ。
はは、ナルシスト何かじゃないぜ?
知り合いからは「ビオレu」って馬鹿にされてる。
それを受け入れる器を俺は持ってる。

外には出ない。それが引き篭もりの定義。
だけど俺は外に出る
洗濯のときだけ。
どこまでが外でどこまでが中かは、人によって異なるだろう。
だけど、部屋の中とベランダでは全く違う。
空気、匂い、眩しい太陽、塀の向こうを走る車、
塀の向こうを歩く母親、子供、老人。

洗濯をする。
全自動洗濯機に服をほおりこみ、スイッチを6つほど押せば
40分後にキレイな服の出来上がり。
後は外に出て乾かすだけだ。

まぁ俺は引き篭もりだから
洗った服を着ないでまた洗ってるんだけどな。
永久機関ってやつ?
汚くない服をキレイにする工程、ずっと続くよね。
でもやめられない。
洗濯は俺を外に向かわせる唯一の作業だから。

続く


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